温故知新
秋の夜のつれづれの仲間たち。
『ダ・ヴィンチ・コード』再読。オチしか覚えていなかったためハラハラしつつ楽しめた。
ニンテンドーDS『Newスーパーマリオブラザーズ』新しいスロットで。10年も前のゲームなのか。これも、ほぼ忘れている。
いろいろ忘れると人生は二度おいしい。
今日の村上春樹風日記
「完璧な文章や完璧な絶望は存在しない。完璧な人生なんて存在しないようにね」
今日という一日はそう言うと、すっと立ち上がって匿名の彼方に消えてしまおうとした。
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文章や絶望や他の愉快なことや(それよりずっと多い)不愉快なことが絡み合い、混ざり合って僕たちの人生を作る。
織り成されていく僕たちの道程は大抵ひどく不恰好だし、哀れなほどに混乱している。
先を見通そうにも、内包するコンテンツが多過ぎるのだ。そこに秩序を見出すのは、ロッテセンターハノイ横の交差点を朝の通勤ラッシュ時に横断するほど難しい。
確かに道はある。でも、それが僕のための道なのかどうかはわからない。
そういうわけで、僕が今ハノイにいるのも人生の網目の一つである。やれやれ、と言ってしまえばよかったが、あいにくそんなに疲れてもいない。完璧とは言い難い。でもまあ、分相応な一日だった。ディチェコとバリラの違いはわかっても今日と明日の区別ができるかは怪しくなるような、ごく普通の一日だった。
神様も舌を巻くような退屈を抱えながら、僕は今ハノイにいる。
(訳:ハノイにいるけど平穏な一日でした)
三宮
元町から三宮まで歩く。週末の商店街は常に賑わっている。
大阪より外国人が少ないように見える。日本に住む者は神戸の異国情緒に惹かれ、異国の人は梅田難波の粘っこい日本らしさを求める。